マンション生活辞典

賢いマンションライフのための「なるほど」を提供します。

引越しスムーズで快適な引越しをするために

引越しが決まり、その日が迫ってきたら、

  • お隣り、同じフロアの方たちへのあいさつ
  • 管理組合(管理会社経由)への連絡
  • 転入・転出先の公共機関などの場所を調べておく

といった準備をしておくといいでしょう。
そして、当日、スムーズな引越しをするためにご注意いただきたいことがあります。

管理会社、管理組合への届出は済みましたか?

引越しの連絡は、管理会社を通じて管理組合にお届けください。お住まいを売却した場合と、転勤などによる一時的な不在、賃貸にする場合とでは提出書類(手続方法)が異なります。

  • 引越しをする日時の連絡
  • 駐車場の契約、駐輪場、バイク置き場などの届出、連絡は忘れないようにお願いします

共用部は、マンションにお住まいの方全員の財産です

引越し会社には、事前にマンションの管理会社(管理員または担当者)に、そのマンションでの作業の注意点などについて確認をしてもらってください。特に共用部を傷つけないための「養生(ようじょう)」は重要です。オートロックのドア部分、エントランスホールやエレベーターホール、エレベーター内、共用廊下などを保護してもらうようにしましょう。

  • 特に台車がぶつかりそうなところは養生の重点ポイントです
  • 共用部の壁面素材によっては、養生テープで止めることができません
  • 床がタイルカーペットの場合、床面にも養生が必要になる場合があります
  • 床の養生をする場合、つまずきやすくないか、濡れてすべりやすくなっていないかを注意する必要があります

引越し車両の「駐車場所の確保」はできていますか

マンション敷地内への駐車については事前に申し出が必要な場合がほとんどです。上記の管理会社への事前確認の際に併せて確認しておくよう伝えておきましょう。引越しを依頼する居住者さまご自身の申請が必要になる場合も多いです。また当日は他の住民の生活や周辺の交通に支障がないかをご自身の目で確かめることもマナーです。

  • トラックの大きさ(2t、2tロング、4t車など)に見合った駐車場所はありますか
  • 駐車スペースの庇(ひさし)の高さにも注意しましょう
  • マンション周辺の交通状況をよく考えましょう。交通量の多い道路では、道路使用許可が必要になる場合があります

引越にあたっての27のチェックポイント

見積り依頼をするまで
  1. 新居に運ぶ荷物の量を大まかに言えるようにしておきましょう
  2. 処分する荷物のうち、引越し会社に取り次ぎを依頼するものを決めておきましょう
  3. 重量物や積み重ね不可な物など、扱いが特殊なものがないか確認しましょう
  4. 引越し希望日時を決めましょう。(候補日は複数案)
  5. 新居の住所、間取りやエントランス、共用廊下のわかる図面、道路状況など、引越し会社の作業内容がわかる資料を用意しましょう
  6. 引越し会社に見積りを頼みましょう
見積りを依頼するとき
  1. 引越し会社の担当者に、(1)~(5)の条件を伝えましょう
  2. お部屋と荷物を確認してもらい、必要な情報を伝えた上で必要な梱包資材の量を算出してもらいましょう。その際、無料の資材の数と、有料になる数を確認しておきましょう
  3. 荷物の量から必要なトラックの大きさ、作業人員数、引越しの予想作業時間を算出してもらいましょう
  4. 引越し会社が想定しているトラックの大きさが、現在のお住まいと新居に乗りつけることができる大きさかを確認しましょう
引越し会社が決まったら
  1. 梱包資材を届けてもらう日時を確認しておきましょう
  2. 梱包作業は、余裕を持って行う計画を立てておきましょう
  3. 荷物を搬出後、お部屋の掃除をいつ行うかも決めておきましょう
  4. 新居に荷物を搬入する前のお掃除もいつ行うか決めておきましょう
  5. 引越し会社などから提供されるチェック表があれば活用しましょう
引越し当日
  1. 梱包は、引越し会社が来る前に済ませておきましょう
  2. 引越し作業員の責任者、引越し内容(対象となる荷物、作業人員数、トラックの台数など)の確認をした上で、引越し料金*の支払いをしましょう
    *引越し料金は引越し当日作業前払いとなる場合も多いです
  3. 共用部に養生がされているかを確認しましょう
  4. 当初打ち合わせをしていなかったことを依頼する場合は、追加料金の有無を確認してからにしましょう
  5. 出発する前に、積み残しなどがないか確認しましょう
  6. 新居へは引越しトラックよりも早く着くように心がけましょう
新居にて
  1. 新居の共用部の養生を確認してから作業を始めてもらいましょう
  2. 荷物の置き場は、具体的に指示できるよう決めておきましょう
  3. トラックや共用部に荷物の残りがないか確認しましょう
  4. 段ボールの回収予定日を決めておきましょう
  5. 引越し会社に対して、作業の完了確認をしましょう
  6. 何かあったときのために、連絡先はすぐに処分せずに持っておきましょう
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