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床は乾いたクロスでできるだけ自分から遠ざけて拭く窓やドアは閉めて掃除するウェットシートでゴシゴシ拭く掃除機をゴシゴシこするように動かす窓やドアを開けて掃除する 30年以上に渡り、医療現場などで掃除の指導を行っている松本忠男さん。 「私の掃除の目的は、ウイルスやホコリ、菌などの異物が体に入るのを防ぐこと。異物がどこに存在していて、それをどのように減らすかを考えて掃除を行います」 外から持ち込まれたウイルスは、ホコリなどとともに室内の気流に乗って移動。壁や物に当たると落下し、部屋の隅や家具の周りなどに溜まっていると考えられます。 「ウイルスは軽いので、舞い上がらせないように掃除は静かに行うことが大切です。また、拭き掃除は濡れた布やクロスなどで行わず、“乾拭きで回収”が鉄則です」 ホコリには、ウイルスのほか体の不調の原因となる菌やカビなども含まれていると考えられます。松本式掃除術を身に付けて、健康をキープしましょう。ウイルスが多い場所を考えて正しく掃除!せっかく掃除をしていても、足の動きでウイルスやホコリを舞い上げてしまっては、もともこもありません。フローリングワイパーで拭く際は、足からできるだけ遠ざけて静かに行います。拭き掃除と同様に、“一方向拭き”も忘れずに。“掃除のときは換気”は間違い。ウイルスやホコリが空気中に舞わないよう窓やドアは閉めて行い、掃除が終了した30分後くらいに換気をするのが正解です。濡れた雑巾で拭いてはいけないのと同様の理由。また、除菌シートを使用する場合は、乾いたシートでウイルスやホコリを回収し数を減らしてからでないと効果が薄れます。※除菌効果はアルコール濃度50%以上でないと期待できません。カーペットに掃除機をかける際、ヘッドに付いたローラーが前回転の場合は※、ヘッドをゆっくり引くことで、繊維同士に隙間ができ、繊維の奥までしっかりと吸引できます。ゴシゴシとヘッドを動かしてしまうと、ウイルスやホコリがどんどん繊維の奥に入り込むことに。力を入れないのもポイントです。掃除機はゆっくり手前に引く※ご使用の掃除機の取扱説明書をご確認ください。3 30年以上に渡り、医療現場などで掃除の指導を行っている松本忠男さん。 「私の掃除の目的は、ウイルスやホコリ、菌などの異物が体に入るのを防ぐこと。異物がどこに存在していて、それをどのように減らすかを考えて掃除を行います」 外から持ち込まれたウイルスは、ホコリなどとともに室内の気流に乗って移動。壁や物に当たると落下し、部屋の隅や家具の周りなどに溜まっていると考えられます。 「ウイルスは軽いので、舞い上がらせないように掃除は静かに行うことが大切です。また、拭き掃除は濡れた布やクロスなどで行わず、“乾拭きで回収”が鉄則です」 ホコリには、ウイルスのほか体の不調の原因となる菌やカビなども含まれていると考えられます。松本式掃除術を身に付けて、健康をキープしましょう。ウイルスが多い場所を考えて正しく掃除!濡れた雑巾で拭いてはいけないのと同様の理由。また、除菌シートを使用する場合は、乾いたシートでウイルスやホコリを回収し数を減らしてからでないと効果が薄れます。※除菌効果はアルコール濃度50%以上でないと期待できません。カーペットに掃除機をかける際、ヘッドに付いたローラーが前回転の場合は※、ヘッドをゆっくり引くことで、繊維同士に隙間ができ、繊維の奥までしっかりと吸引できます。ゴシゴシとヘッドを動かしてしまうと、ウイルスやホコリがどんどん繊維の奥に入り込むことに。力を入れないのもポイントです。

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