長く住まう大切なお部屋のリフォームは、将来を見据えて検討することが重要です。
10年・20年先まで快適に住み続けるための参考として、キーワードごとにリフォームを成功させる豆知識をご紹介します。
タオル掛けやシャワーフックの位置は個々の体格やお使いのイスの高さにより、使いやすい位置が異なります。既存の高さをしっかりと事前に確認しておきましょう。
将来対応を考慮して、洗い場や浴槽の脇にL型やI型の手摺を設置するのもオススメです。
トイレ内の内装工事を行う場合は、将来対応を考慮して、手摺を設置するか、もしくは後々手摺が設置できるように、木材の下地を入れておきましょう。
また最近では、ポケットに入れていた携帯電話をトイレに落とす方が増えています。小物が置けて、体を支えることができるオプションもありますので、併せてご検討ください。
油の飛び散りなどお手入れが面倒なキッチン。キッチン周りの壁にキッチンパネルを貼ることをオススメします。
汚れの落ちやすい素材で、最近ではマグネットを付けられるものもあります。
料理のレシピなど確認しながら調理できるのも嬉しいですね。
キッチンリフォームでは、ワークトップの高さ選びも重要!
高さの目安は身長÷2+5cm身長に合わせて高さを決めましょう。
キッチンのレイアウト
Ⅰ型、Ⅱ型、L型、U型などキッチンの形状は様々あります。
また、キッチンとダイニングの関係性もレイアウトを決める際の重要なポイントです。
キッチンを隠したい方や、リビングダイニングにいる家族と会話をしながら料理したい方など、生活スタイルに合わせてレイアウトともに検討しましょう。
化粧品をはじめ、ヘアドライヤーや電動歯ブラシ、電気シェーバー、美顔器など、洗面化粧台に置くアイテムは増えています。必要な電気コンセントの数はもちろん、隠しておく物の収納場所など、事前に確認しておきましょう。
また、キッチンと同様にカウンターの高さも自分にあったものを選択しましょう。
収納リフォームを検討する際は、収納物の大きさや量、使用頻度を考慮した上で、収納スペースの形状を棚の高さに変えられる可動棚が便利です。また収納物の大きさや出し入れの頻度を考慮して、扉の形状を決めましょう。
またクローゼット収納の内側に、湿気やニオイを吸着する建材を貼ると衣類を長持ちさせたり、カビの発生を抑えることができます。
吊るしている衣類を丈の長さごとに整理すれば、下部に収納スペースができ、衣類ケースを置くことができます。
床材には、カーペット、フローリング、畳、タイル、クッションフロアなど様々あります。
また、それぞれの素材でも質感や色、機能の異なるものがあるため、ご自身の好みや用途、生活スタイルに合った素材を選ぶことが大切です。
ご高齢の方がいらっしゃるお宅では、フローリングは滑りやすく、クッション性のあるカーペットが安心です。また、ペットも足を滑らせることで腰を痛める原因にもなるそうです。
床材選びにあたっては、マンション毎にルールが決まっていますので、事前に確認しておきましょう。
壁材には、クロス(ビニル、布)、タイル、珪藻土、漆喰、木材などがあります。
最近では、お部屋をより立体的に演出するために、1面だけ色や素材を変えるアクセントウォールが流行しています。
テレビの背面の壁をダーク系の色にすると、映像がクリアに写る視覚効果もあるそうです。
また、自然な風合いを演出できる珪藻土や漆喰は調湿性、断熱性にも優れ、快適な室内環境を維持したい方にオススメです。
ショールームを活用しましょう。
リフォームする際には、新築マンションのモデルルームと同様、実物を確認できるショールームを活用しましょう。
実物の質感や色、大きさや使い勝手などを確認できます。
リフォーム後のトラブルを避ける為にもショールームの活用をオススメします。
意見・要望はまとめましょう。
特に同居の方がいる場合は、それぞれのご要望をまとめた上で全体の優先順位を確認し、こまめにイメージを共有しておきましょう。リフォーム会社との打ち合わせをスムーズに進めるために大切なことです。また着工してからの大きな変更は、工期が延びたり想定した予算をオーバーしてしまうこともあります。せっかくのリフォームですので、楽しく、満足のいくものになるよう準備しましょう。