マンション独自の「防犯環境計画」3つの切り口

街や地域で設計、導入する事例が目立ってきた「防犯環境計画」。まだまだ一般的ではありませんが、マンションでは管理組合が独自の防犯対策を検討し、実施に向けて準備していくことが可能です。

防犯意識

コミュニティを活性化させ、防犯意識を高めるための計画を立てる

防犯知識

マンションにお住まいの方に、正しい防犯知識(侵入の手口・対策など)を浸透させる計画を立てる

ハード面の防犯対策

共用部など、防犯上強化すべき箇所をまとめて「侵入防止」「威嚇」「発見」の機能別にバランスよく計画する。

計画の策定にあたっては、アンケートを実施するなどマンションにお住まいの方が何らかの形で参加できる状況をつくることがポイントになります。マンション独自の「防犯環境計画」を策定し、数年おきに改善していくことも肝心です。

防犯対策は、マンションにお住まいの方たちの「防犯意識」が何よりも大切です。マンション全体で考えていくプロセスこそが防犯意識を高めることにつながり、有効な防犯対策になると考えましょう。

マンションの防犯環境計画策定のためのアイテム一覧

• 防犯意識調査アンケートの実施
• 防犯知識アンケートの実施
• プロによる防犯診断の実施
• 二重鍵など防犯アイテムの一斉取得

防犯意識改善のために

• 声かけ運動
• 子ども防犯ポスターの募集
• 理事による館内、敷地内巡回週間の設定

防犯知識向上のために

• 近隣マンションでの侵入犯などの事例回覧
• 防犯セミナーの開催
• 防犯テキストなどの配布